詳細:映画「ゆずり葉」をご存知ですか

皆さんは「ゆずり葉の木」をご存知ですか。新葉がじゅうぶん育ってから、古い葉が落ちるところから世代をゆずるという意味でユズリハの名がついたそうです。代をゆずる、世代交代をあらわす、めでたい木ということで、新年の飾り物に使われています。

ゆずり葉ゆずり葉ゆずり葉掲出の写真は季節の花300より

昨年創立60周年を迎えた(財)全日本ろうあ連盟さんが、記念映画「ゆずり葉」を制作され、今年の6月から一般上映されるそうです。映画のタイトルが「ゆずり葉」で、テーマは、「信じること、愛すること、受け継ぐこと」だそうです。

ろう者の精神・運動・生き方を、先輩が夢や元気を後輩に与えながら引き継いでいく様をタイトルにある「ゆずり葉」に重ねているのです。ろう者が脚本を書き、監督をし、映像を作り、そして主演の庄﨑隆志さんらろう者と、今井絵理子さんら健聴者の俳優さん達が手話のセリフを使って演じているのだそうです。

この映画のストーリーにつきましては、同連盟のサイト内に5分間の予告編が挿入されています。私はこれを見るだけで映画製作に係わった皆さんの情熱を強く感じて、胸が熱くなりました。是非、以下のサイトをご覧になってください。

映画紹介サイト
映画「ゆずり葉」

聴覚に障害のある方達にとって、最近でこそ、運転免許の取得、薬剤師、医師免許等の取得は可能になりましたが、制度のバリア、情報のバリア、そして意識のバリアに起因する問題はまだまだ山積しています。

日本政府も署名し、2008年5月3日に発効した国連の障害者権利条約により、手話の言語としての認知や差別の完全撤廃への取組みが求められています。

このような時に当って、同連盟の安藤豊喜理事長は、映画製作の目的を「ろう者の過去、現在、未来を映像によって描き出し、国民の皆さんと共に話し合い、ろう・難聴児に希望を与え、その親を励まし、ろうの当事者を勇気づける」ことと言っておられます。上映を心待ちにしていたいと思いますし、私たちに出来ることを考え、学んでまいりたいと思います。

全日本ろうあ連盟全日本ろうあ連盟

(平成21年4月13日:鴨志田)

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